鋼のメンタルで生きられない自分に苦悩する
気づけばもう50歳。離婚してから5年目。
昨年、山形から仙台に引っ越し、職も変えました。
上手く転職出来たのは良いのですが、上司のパワハラを受け適応障害になり数ヶ月の休職。
その後部署の異動により変わった先では、全くの未経験の力仕事。少しづつ慣れてきたのも束の間、責任の伴う仕事をポンポン任されるようになり、体力勝負とスピード感についていけず、怒られる毎日。
新しい仕事を覚えるんだから、怒られるのは当然なのですが、それでも落ち込んでしまいます。
落ち着いて対処出来ない自分が情けない。周りはみんな出来ているように見える。笑顔で働いている。
仕事が終わると疲れて、手抜きばかりの食事を準備します。ご飯を食べると動きたくなくなって、皿洗いや洗濯など、なかなか家事が進みません。家事なんてなくなれば良いのに(笑)。
明日もあるから早く寝たいのに、家事が終わらず寝る時間が遅くなります。短い睡眠時間では、仕事では良いパフォーマンスが発揮出来ません。最悪です。
わかっているのに、体が動かない。
自分が生き生きしていないのがわかります。周りと比べて、自分はダメだとまた落ち込みます。
50歳にもなってそんなことでどうする、もっと大人になれ、と、自分の中の常識的な私が叱責する。自分は年相応の人間にもなれていないのか、とさらに落ち込みます。
お金に余裕がない生活。心に余裕がない私。夫がいない、私と二人だけの家庭。息子はどれほど不満に思っているだろう。毎日楽しくなさそうな、自信なさげな母の背中をどんな気持ちで息子は眺めているのだろう。
息子に嫌われるのは何よりも悲しいです。
…なかなかネガティブですよね?(笑)
今、私の心の中ではそんなことでいっぱいになっています。
感謝することで、自分が幸せなことに気づく
それでも私にはたった一つ、自信を持って言えることがあります。
それは「私は一人じゃない」ということ。
職場には、厳しいことを言う人ばかりではありません。
こんな私を出来るだけサポートしようとしてくれる優しい人たちがいます。私にはお返し出来るようなことなんて大してないのに、助けようとしてくれる方々がいて、支えてもらっています。
その存在がなかったら、私は職場で笑顔でいられることはなかったかもしれませんし、とっくに仕事を辞めていたかもしれません。
いつか恩返しがしたいと思います。
実は先日、息子の高校のPTA役員会に出席しました。
うちは県外受験だったので、息子の入学当初、知り合いは一人もいなく、これまでなかなかママ友と呼べる人が出来ず少し寂しい思いをしていました。
ですが今回、たまたま近くに座っていた、仲の良い三人組のお母さん達に声をかけてみたところ、気持ちよく受け入れてくださり、とても楽しくお喋りして笑って過ごすことが出来ました。すごく嬉しかったです。
他者を受け入れない人たちばかりじゃないんだな、と。もっと気軽に人を信じて良いんだな、と、そのお母さんたちが思わせてくれました。
いつも私を気にかけてくれる親。
いまだに親に心配をかけてしまう自分は情けない、と思うのですが。本当に感謝しきれません。
そして暖かく迎えてくれる兄妹。実家に行くとホッとします。兄のお嫁さんが入れてくれるコーヒーを飲むと、本当にホッとするんです。可愛い姪っ子と甥っ子とお話しすると、元気が出てきます。
遠くに住んでる妹は、たまに連絡をくれます。妹には、一番自分の率直な気持ちを話すことが出来ます。遠くにいても繋がってくれてる妹にも感謝です。
そして、息子よ。
いつも母とは話さず、大事な要件は伝えてくれないし、何を考えてるかわからない。
それでもいつも一緒にいてくれて、ありがとう。
生まれてきてくれたことに感謝しています。
まとめ
この年にもなって、自分一人では自分自身を支えることも出来ない、最弱な私。
自己肯定感の低い、頼りない私。
でも、丁寧に周りを見ると「ありがとう」の種がたくさん転がっています。
辛い気持ちが消えるわけではないけど、感謝の気持ちを持つことが出来れば、自分は幸せなんだと感じることが出来ます。
そうすると、自信のない私でも別に良いのかも、と自分を少しは受け入れられるようになります。
自分が一番、年齢で先入観を持っていたのかもしれません。
幸せだと思えればそれで良いんです。